2007-07-15 花を見た日 趣味・暮らし それは特別な日でもなんでもない。おふくろの命日に兄は倒れ、1週間後に死んだ。病院の廊下の小さな窓から咲き出した桜の花が見えていた。もう3ヶ月も経っているのに、未だに引きずって。ひとはすべての出来事に理屈をつけたがり、「早すぎる」「私がいたら」「天寿かな」「これでよかった」そんなこと知るか!もう3ヶ月も経つのに今も宙に向かって叫ぶ。「オレが死んだら葬儀は要らん。その代わり、芦生と出灰と○○に散骨しといてくれ。内緒でな」と笑いながら。今度はオレの番。花を見た日、何事もなかったように今日も花は咲く。