かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

メダカ

きょう、メダカを見てきた。
家事を終えた午後、地元の谷地田に寄ってみた。
ここは以前からの野生メダカポイント。
まだいるだろうか…。
細い水路をガサガサすると、
おたまやドジョウ、イトトンボのヤゴに混じって小さなメダカが捕れた。





水槽に納まったメダカは元気そうに泳いでいる。
(撮影後、元居た水路に放流、ドジョウは撮影前に脱走していた。)


メダカは環境庁大阪府レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類。
河川やため池の改修、圃場整備に伴なう環境の悪化、水質汚濁、農薬汚染、
移入種カダヤシとの競合で生存に対する脅威にさらされているという。
昔はどこにでもおったのに。



7年前、メダカを飼っていて、真剣に殖やしていた。
♀の体に付着した卵を滅菌消毒水の別容器に入れ、
孵化した稚魚はまた別容器に移し、餌を与え、生長したら
ベランダのホテイアオイが浮いたとろ箱に移してひと夏殖やし続けた。
結局1,872個産卵し、787尾が孵化したが、
元の場所に放流した時は数十尾に減っていた。

あれからメダカを飼うのは止めた。
私の行為はメジロを鳥篭で飼う、どこかのおっさんと同じではないのか?
という、罪悪感にとらわれたからだ。
野生は野生で見るのが一番ではないのか?

いつの頃からここにいるのだろう。
私が生まれるもっと前から?
脈々と受け継がれるいのちを
私が守れることができるのだろうか?

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