かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

見ぃーつけた!その1


きのう、とある現場で不思議なものを見つけた。
ツツジの細枝に引っ掻いたようなささくれが一列に並んで付いている。
「ん?」
しばらく考えて、もしかして、セミの産卵痕かな?と思った。
試しにそこを割ってみたら、
小さな2mm位の乳白色の卵が埋まっていた。
「やっぱり」
それ以上のことは解らず、Webサイトで検索。
それはチッチゼミだと判った。
チッチゼミは低山地や山地のマツ林などの針葉樹林に多く、
27~33mmの日本本土で最小のセミ
7月から11月まで、最も遅い時期まで「チッチッチッ」と鳴く。
セミは枯れ枝に産卵するものが多いが、
チッチゼミはツツジなどの生枝に産卵するらしい。
「やっぱり!」
これはチッチゼミの産卵場所だったんだ。
割ってしまって、ごめん。

日本のセミの卵期間は40~50日タイプ(ニイニイゼミなど)と300日タイプ(アブラゼミなど)があり、どちらも孵化は秋雨、梅雨に合わせるそうだ。
まだ卵があったから、チッチゼミは300日タイプということになる。

梅雨時、孵化した幼虫は土中に潜って生活する。
でももう一つ分からないことがある。
アブラゼミは6~7年、土中生活をするらしい。
ではチッチゼミは土中で何年過ごすのだろうか?

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