かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

メマトイ


きのう雑木林に7時間いた。
快晴20℃、じっとしているとすぐにメマトイが寄ってきた。
目の周りにまとわりつき、うっとうしい。
たまりかねて両手で叩いて殺す。
殺しても殺してもどこからかやってきてきりがない。
7時間、死骸はみるみる溜まってきた。

クロメマトイ(ショウジョウバエ科メマトイ属)。
体長3~4mmの小さなハエ。春に大発生する。
なぜ目にくるのか?涙の養分か水分か?
クロメマトイはオオワラジカイガラムシ半翅目ワタフキカイガラムシ科)という
大きなカイガラムシに寄生する。その大きさと色が目に似ているからという説もある。
東洋眼虫症という目の病気を媒介するともいう。
安に吸わせてはいけないということだ。

「究極」のナチュラリストは虫を殺さないという。
蚊に刺されても飛び去るまで手を出さないという。
メマトイやダニやヒルはどうするのだろう?
私なら私に危害を加えるものはやっつける。
私は「究極」にはなれない。
「にわか」でいいや。

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