かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

虫こぶ


雑木林でクリの虫こぶ(虫えい)を見つけた。
正式にはクリメコブズイフシ(栗の芽の瘤の髄の節)というそうな。
kokoさんのブログ「徒然GRAFFITI」にも画像が載ってある。http://blogs.yahoo.co.jp/koko_scone/32152040.html
これはクリタマバチ(膜翅目タマバチ科)という体長2mmの小さなハチの幼虫が中に入っているという。
早速こぶを切ってみた。すると…。
小さな白い幼虫が出てきた。やっぱり。

幼虫はクリの養分を食べて育ち、5~6月頃蛹化、
6~7月羽化し、成虫がこぶから脱出、産卵。
8月頃卵が孵化、幼虫は芽の生長点などに食入するという。
こぶが付いた芽は発育せずに枯れてしまい、
クリ栽培の天敵らしい。

敵か味方か。共存共栄か弱肉強食か。
小さなハチがとった手段は寄生。
ハチもいのちをつなぐことで必死なのだ。

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