かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ブナの実


 今年は木の実が豊作だと、ある植物に詳しい人から聞いていた。なるほどクヌギや柿は大量に実をつけている。これはひょっとしてブナも…。
 標高467mの妙見山山頂にわずか数本のブナの木がある。今朝確かめに行ってきた。ブナの実は落ちていた。周囲はフェンスで囲われ木の根元には行けないが、実はフェンスを越えていっぱい落ちている。何年ぶりだろう、ブナの実を見るのは。
 ブナは数年に1度、実をつけるという。ある人は5年に1回ともいう。だからブナの実を見るということはちょっとした感動もの。
 ブナの実は美味しい。以前、芦生演習林で拾って食べたら甘くて美味しかった。柴栗より美味しかった。今季は山の実が豊作なのでクマたちも里に降りて来なければいいのだが。
 人は豊作と言うが、ほんとうはどうなんだろう。木や植物が一斉に結実するのは何かの「信号」なのかもしれない。

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