ハチクマ!
タカの渡りシーズンに入りました!
日本で見られるワシ・タカは約29種。そのほとんどが多かれ少なかれ、渡り(移動)します。特に夏鳥として日本で繁殖したタカ、サシバ、ハチクマ、ノスリはその代表格。日本列島を縦断するようにして、南の東南アジアまで渡ってゆきます。そのコース上に位置する全国各地では渡りの愛好者たちが毎日、空を見続けています。何がそんなに面白いのか?それは…。また別の機会に。
きょうは天気が良さそうなので、竜王山に行きました。私は地元でタカの渡りが見たいのです。
1年ぶりの山道。体力の衰えを感じながら、休み休み登ります。
何とか到着。今朝の風景です。
観察開始。これが私のスタイル。三脚に双眼鏡と望遠鏡を並べ、予め照準を合わせておきます。双眼鏡で発見した個体を望遠鏡で識別するという、合理的な方法ですが、あまり他人では見たことありませんが。望遠カメラは手持ちです。
きょうは風が弱く、意外と雲があり、なかなか出現しません。もともとここはコースからは外れているような。でも見つかれば、近いのです。
12時回ってからのノスリ。高空です。
13時回ってからハチクマがやってきました。成鳥♀。両翼のP6が伸長中。
急降下。小翼羽がはっきり分かります。
近い!目と目が合ったような。
かっこいい!
こんな出会いがあるから止められません。
点滴、PET-CT。
9/7は通院日。採血、簡易CTも撮りました。
結果、今回も点滴治療になりました。
点滴は9/9、朝8:20に終了。
きょう9/10はPET-CTへ。次回通院日9/28に結果説明があります。
現在の症状は食欲不振、むくみ、倦怠感など。今夕食は「かけうどん」のみ。
前回、先月の点滴後は散々でした。
点滴が終わった翌日、8/20朝食後、嘔吐。冷や汗、体がガタガタ震え、昼過ぎさらに嘔吐。昼食取れず。39.1℃まで上がる。カロナール2錠、38.1℃。夕食「ざるうどん」、さらにカロナール1錠。37.1℃まで。(因みにカロナールはロキソニンの代用で、腎臓に負担をかけない解熱剤で、一日最大5錠まで服用できるらしい)
8/21誕生日。6:17-37.1℃。朝はスープとヨーグルト。昼は焼きそばパン。夜は炒飯。18:53-37.2℃、カロナール1錠。一日寝床で過ごす誕生日。
8/22、6:04-36.2℃。布団を上げて起床。朝食は普段のメニュー。やっと快復。
いったい、何だったのか?かみさんは熱中症というが…。抗がん剤の副作用の可能性もある。
ただ言えることは去年の今頃よりはるかに体力が落ちているということ。コロナ、夏バテというのもあるが。散々な誕生日でした。
小さなお皿。
ある日、何気なく食器棚に目をやると、見覚えのあるお皿が目に入った。
「これは…」
むかし、陶芸教室に通っていた頃の作品だ。
忘れかけていた。
何年前だろう?震災前だから30年も前になるのか?
その頃はサラリーマン。「やきもの」に興味を引かれ、陶芸教室に通い出した。
菊練り300回、ひも作り、たたら作り、電動ろくろ。汗を流しながら、拙作を繰り返していた。
まわりの会員の所作を見ていると、電動ろくろを駆使して薄い、精巧な作品を作る人、ひたすらひも作りしかしない人など、個性的な人ばかりで、私は「うーん」と唸ってばかりだった。「陶芸って奥が深いなぁ…」とつくづく思い知らされていた。
「とりあえず、自分の使う食器を作ってみよう」という結論に達し、黙々と励んでいた。
この小さなお皿はその頃の作品。4枚作った。
作り方は簡単。陶土を適当な大きさに丸め、同じ大きさの調理用のボウルを2個用意し、ボウルの間に丸い陶土を何個か挟んで上から圧をかけて陶土を延ばす。ボウルの形なりに陶土は押され、皿の形になる。
素焼きの後、織部釉(灰釉に酸化銅を加えたもの)をかけて、酸化焼成で本焼き。
その存在を忘れかけていた。震災に耐え、残ってくれた。
30年も経てば、物の見方も変わる。そして、器も。
よーく見ると「貫入」が入っている。当時は気付かなかった。
「貫入」とは釉薬と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じる釉のひび模様のこと。使っている間にも模様は変化すると言われている。30年の間に現れたのだろうか?
たった4枚の小さなお皿だけど、なんか愛着が湧いてきた。
面白いかたちと色合い。いろいろ盛って楽しみたい。
護摩祈祷
きょうも暑い日。
お供えを持って宝池寺に向かいました。
庵主さんからお茶をいただきました。そして、予定にはなかった護摩祈祷をしていただきました。
護摩祈祷とは弘法大師により伝えられた、真言密教秘伝の修法で、お不動様の前で、煩悩の象徴である護摩木を米、お香、漢方薬、油などといっしょに燃やし、厄や災いを払い願望を清めて、願いが成就するようにお願いする修行のことだそうです。
護摩木に願い事を書きます。きょうはこれしか浮かびませんでした。
用意ができました。
私はこの角度から正座して、庵主さんの修法を見ていました。庵主さんは一枚一枚丁寧に護摩木を読み上げられます。私の護摩木が読み上げられると、何故か涙がこぼれてきました。「私のために…」と思うと、なんとありがたいことでしょう。
無事つつがなく終わった後、不思議な出来事を教えていただきました。
それは、先日、庵主さんが護摩壇を掃除されてピカピカになった後の出来事。
翌朝、護摩壇を見てみると、くっきりと蛇のうろこ模様が付いていたのです。それは大きくて、そこら中についています。まるで一晩そこでとぐろを巻いていたように。
うっすらうろこ模様が付いているのが分かりますか?
庵主さん曰く、「この蛇はここの主かもしれない、無住寺から3年、やっとここまでこれたことを認められたような気がして…」。
私もそう思う。庵主さんの人となりが人や生き物を呼び寄せていると思う。
私は庵主さんに出会って良かった。
絵本「最初の質問」
「今日、あなたは空を見上げましたか。」
で始まり、
「あなたは言葉を信じていますか。」
で終わる、30の質問を並べた詩「最初の質問」の絵本を読んだ。
詩は長田弘(おさだひろし)、
2013年7月25発行、2020年4月15日17刷。講談社。
長田弘氏は1939年11月生まれ、2015年5月、胆管がんで急逝。75歳。この詩を作った2年後だった。
いせひでこ氏は1949年5月生まれ。私と同じ71歳。1987年、38歳の時、網膜剥離で右目の視力を失う。
これは大人の絵本だ。
頁をめくる度に素朴で、鋭い質問を浴びせられる。
「あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか。」
「ありがとうという言葉を、今日、あなたは口にしましたか」
美しい絵と短くも鋭い文章と。
何一つ答えられないままの私がいる。
「好きな花を七つ、あげられますか。」
セツブンソウ、カタクリ、ミヤマカタバミ、ウグイスカグラ、サギソウ、コマクサ、あとはササユリ!言えた!これだけは言えた。
「~スカーレットの舞台~」展へ。
8月猛暑の中、信楽へ行って来ました。
お目当ては旧信楽伝統産業会館で開催されている「テレビドラマの世界~スカーレットの舞台~」展を見るため。8月からは県外からの観覧も可能となったのです。
店先の狸がお出迎え。
観覧無料!
ポスターは延期前のままの日付。
穴窯。
穴窯内部。本物そっくり。
温度計と時計とたしか、村上ショージ扮する「慶乃川善」さんからの頂き物だった?狸。
かわはら工房。
オープニングで使われた人形。
喜美子、八郎、武志、照子、信作、直子、百合子…。懐かしい。
武志が描いた真奈ちゃん。
ジョージ富士川の絵本。
今日が私の一日なら…。あなたはどんな一日を過ごしますか?
「いつもと変らない一日は特別な一日。」と武志の代わりに書いてきました。
帰りに寄った蕎麦屋「山久(さんきゅう)」。コシがあり過ぎて硬かった。残念。
お気に入りの器は見当たらず、あさみや茶だけ買って帰ってきました。