護摩祈祷
きょうも暑い日。
お供えを持って宝池寺に向かいました。
庵主さんからお茶をいただきました。そして、予定にはなかった護摩祈祷をしていただきました。
護摩祈祷とは弘法大師により伝えられた、真言密教秘伝の修法で、お不動様の前で、煩悩の象徴である護摩木を米、お香、漢方薬、油などといっしょに燃やし、厄や災いを払い願望を清めて、願いが成就するようにお願いする修行のことだそうです。
護摩木に願い事を書きます。きょうはこれしか浮かびませんでした。
用意ができました。
私はこの角度から正座して、庵主さんの修法を見ていました。庵主さんは一枚一枚丁寧に護摩木を読み上げられます。私の護摩木が読み上げられると、何故か涙がこぼれてきました。「私のために…」と思うと、なんとありがたいことでしょう。
無事つつがなく終わった後、不思議な出来事を教えていただきました。
それは、先日、庵主さんが護摩壇を掃除されてピカピカになった後の出来事。
翌朝、護摩壇を見てみると、くっきりと蛇のうろこ模様が付いていたのです。それは大きくて、そこら中についています。まるで一晩そこでとぐろを巻いていたように。
うっすらうろこ模様が付いているのが分かりますか?
庵主さん曰く、「この蛇はここの主かもしれない、無住寺から3年、やっとここまでこれたことを認められたような気がして…」。
私もそう思う。庵主さんの人となりが人や生き物を呼び寄せていると思う。
私は庵主さんに出会って良かった。