かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

あん

きょう、夫婦で映画を観た。
映画なんて何年、いや何十年ぶりだろう?
平日の朝一だったけど、意外と客が多かった。
観た映画は「あん」


原作は同名のドリアン助川著。
あの「叫ぶ詩人の会」の「東京聖夜」のドリアン助川氏だ。


はじめに本を読んだ。
一晩で一気に読んだ。
なんだろうこの清々しさは?


そして映画を観た。
あらすじは省略するが、ほぼ原作通りの作り。
さすが河瀬直美監督。
寡黙な店長、永瀬正敏がいい。
誰かに似ているなと思ったら、引越しの時にエアコンを付け替えてくれた甥っ子に似ている気がした。

そして樹木希林
下手なコメントは差し控えたい。

「私たちはこの世を観るために、聞くために生まれてきた。人はどんな人でも、他人の役に立たなくても、生まれてくる意味はある。その子が感じた世界は、そこに生まれる」


「どら焼き如何ですか!」
元気に呼び込みをする永瀬のラストシーンがすべてだ。

どら焼きが食べたくなってきた。

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