かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

居心地よい観察場所とは?

先ずは昨日の出来事から。
いつもの展望台へ。
一歩先に先着者。
アンテナを伸ばして無線機を広げ、マイク片手に
CQCQこちら○○、記念何とか…」
大声の連呼が始まる。しかもこちら向きで。
 
こちらもセットはしたものの、いやーな予感。この連呼が一日続くと思うと…。
 
CQCQこちら○○、記念何とか、…」連呼は止まない。
静かな山間に大声が響く。
鳥の声、虫の声、風の音が聞こえない。
 
時々、山間でラジオをかけて歩く輩に出会うが、それとよく似ている。ラジオはクマ避けの意味もあるのかな。
ラジオはまだまし。変化がある。このCQCQの連呼は繰り返しのワンパターン。これでもか、これでもかと、聞こえてくる者にはイライラが増してくる。とうとう口を出した。
「すいません、もう少し静かに話してもらえませんか」
「…こちらもしゃべらんとどうしようもないからね」
とかそんな意味あいの返事で音量変化なし。
 
こらあかんな。私たちのほうが諦めた。1時間で撤収。
 
私はアマチュア無線に興味は無いけれど、移動無線ってこんなにうるさいの?しかもハイカーが立ち寄る展望台なんかでするものなの? 
これって「迷惑行為」?
では私たちは迷惑をかけてない?
展望台の片隅に陣取って無言で空を見つめて…。
迷惑をかけていないと思っているが、訪れる他人にとっては私たちはどう映るのだろう。居るだけで迷惑なんだろうか?
自然の中では自然らしく、それが一番と思うのだが。
 
下山後、気になっていた候補地へ。
そこにはAさんが陣取っていた(笑)。
Aさんは仕事の同僚で、鳥見では先輩。わざわざ枚方から通っているという。
「数をカウントする訳でもないし、遠いのは見た気にならないし、ハチクマが好きやし…」
私と同じようなことを言っている。
暫く一緒に空を眺めた。
ハチクマ成鳥♀。

 
左に鉢伏、正面に阿武山、ここはメインスコース?
ただ周りの環境が殺風景。

 
そしてきょう。
やっぱり展望台へ来てしまった。
きょうは静かだ。
早々に小さなタカ柱があちこちに。

 
頭上をサシバ成鳥。ボロボロ個体。がんばれよ。

 
ここはメインコースからは外れていると思われる。
ただ、環境が良い。時たま頭上を通る。そして地元。
その事だけでここへ来る。出ない時や疲れたら早々に下山する。
それが私のスタイル。
ここがいちばん居心地良い。
 

スターマーク