青い鳥
あの有名なメーテルリンクの童話劇「青い鳥」
幸せの象徴である「青い鳥」をチルチル、ミチルの兄妹が探しに行く劇。
結局、「青い鳥」は始めから家にいた青い鳥。
しかもその青い鳥を惜しげもなく、隣の女の子にくれてやり、
さらに女の子はその鳥を逃がしてしまいます。
泣きだす女の子を前にしてチルチルのラストの台詞。
「大じょうぶだよ。泣くんじゃないよ。ぼく、またとってあげるからね。(舞台の前の方へすすんで出て、お客さんたちにいう)みなさんの中で、どなたでも、あの鳥を見つけられたら、どうぞぼくたちに返してください。ぼくたちの幸福のために、いまに、あの鳥がいるのだから。」
「青い鳥」のモデルはハトだという。
メーテルリンクは真の幸福とは自分のためだけに求めるのではなく、他人のためにも求める幸福こそ真の幸福であることを説いているのだろうか?
でも…。
私なら鳥を捕って篭に閉じ込めるのは嫌だな。
それはまるでメジロの違法飼養のようなもの。
「青い鳥」が幸せを呼ぶのなら、みんなで青い鳥を見ればいい。
青い鳥はすぐ近くにいます。
でもほんとに幸せになれるのかなぁ。