かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

デジボーグ77EDⅡ試撮

先日、今は無き友人のMさんのご遺族から「形見」を預かってきた。
「使って頂ける方がおられたなら使ってください」と。
 
それはMさんが愛用していたデジボーグ77EDⅡ望遠レンズセット。
口径77mm、焦点距離510mm、F値6.6、1.4倍テレコンバータも付いている。
いろいろ調べてみたが、マイクロフォーサーズ用のカメラマウントが付いている。
たしかMさんはルーミックスを使っていたような。
マウントを替えれば一眼レフカメラでも使えることがわかった。
 
キャノン用マウントをビックカメラのポイントを使って安く手に入れた。
で、いろいろ試し撮りをしてみた。

 
なかなか使いづらい。
まずはカメラ側の設定はマニュアル露出。①ファインダーを覗きながら電子ダイアルを回して最適露出を決めなければならない。
ピント調整は②レンズのドローチューブホルダを手で動かし、さらに③ヘリコイドという部分を回し微調整して決める。
ただこれだけではピントが合っているか心配なので、④カメラの「ライブビュー」機能で5倍にアップしてさらに微調整。どうも「前ピン」のような気がする。
 
この一連のピント合わせと露出合わせ作業には汗をかく。
「ライブビュー」機能がないカメラには不向き。一瞬を切り撮るようなシーンには向いていないということだ。
 
以下の画像はすべてデジボーグ77EDⅡ510mmとキャノンEOS7Dとの組み合わせによる画像。
画質はJPEG⊿L(5184×3456ピクセル)を1024×683ピクセルに縮小、トリミングはしたが、アンシャープマスクなどの画像編集は一切していない。露出はすべて開放の6.6。
 
オオケタデ。 トリミンングなし。1/640秒、ISO400。

 
②トリミングなし。1/400秒、ISO400。

 
カワラヒワ幼鳥。トリミング。1/500秒、ISO400。

 
④ダオサギ。トリミング。1/1000秒、ISO400。

 
⑤モズ。トリミング。1/1000秒。ISO400。

 
⑥スズメ。トリミング。1/1600秒、ISO400。

 
キジバト。トリミングなし。1/800秒、ISO400。

 
⑧⑦を拡大してみた。

 
たしかに噂どおり、解像力は良い。
ただ、操作性が煩わしい。
対象物や創造性を選べば十分に機能すると思う。
 
Mさんの形見分け。
Mさん、ありがとう。
とりあえず預かっておきます。
いつか出番があるでしょう。

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