かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

イカルチドリの名前の由来を考察


 
でもなぜ「イカル」チドリなんだろう。
素朴な疑問が沸いてきた。
 
まずはネットで検索。
コチドリの識別などばかりでたらたらと知ったかぶりの能書きばかり。
なかにはイカルから来た、という訳の分からぬサイトも。
あーあ、その先が知りたいのに…。
 
本棚の奥にあった古語辞典(三省堂 例解古語辞典第二版)を開いてみた。52頁。
 
厳(いか)し:①おごそかなようす。いかめしい。②非常に盛んなようす。<形>恐ろしい。激しい。荒あらしい。後世「いかい」となる。
ではいかいとは?
 
いかい:はなはだしい。
とあった。
 
「厳し」を検索していると、近江弁のサイトに行き当たった。
近江弁で「厳し」=「いかい」=大きい、と意味らしい。
例えば、しばらく見ん間にいこうなってぇ。とか、
いかいなりしてそんなもん分からんのか。という言い回し。
なるほど。
 
で、ここからは推測。
イカルチドリイカルは古語の厳し、すなわち大きいから来たのかもしれない、という勝手な結論に達した。
 
では何と比べて大きいのか?
多分コチドリだろう。
先人も識別できていたということだ。
双眼鏡やスコープはあったのだろうか?
その頃の鳥と人との関係に思いを馳せてみる。
 
 

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