かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

サンショウクイ

小高い山のてっぺんの枯れ木にサンショウクイが止まりました。
「ヒーリリッ、ヒーリリッ」と鳴いています。
黒と白のスマートな鳥。ハクセキレイに似ている?
山椒を食べてヒーリリッ。名前は鳴き声から付きました。

 
「おっ、近いから撮っておこうか」
「ん?きょうは変なおっさんがいるぞ」
パシャッ、パシャッ「よしよし、もう一寸待っててや」パシャッ、パシャッ。
「どうも居心地が悪いな。それっ」
「あーあ、やっぱり飛んだか…」

 
サンショウクイは絶滅危惧II類(VU)
樹冠で昆虫を採餌する小型の鳥。                      
平地や山地の大きな落葉樹のある所に棲む。高い枯枝や梢に直立した姿勢で止まり、低い枝や地上にはほとんど止まらないと解説にあるが、巣立ち雛がヒノキの幼樹に止まっていたのを見たことがある。何事も言い切ってはいけない。
 
巣はこんな高い所に。

                              
東南アジアで越冬し、夏鳥として飛来。山地帯で普通の鳥だったが、近年各地で急速に生息状況が悪化し、生息が確認できなくなった場所も多いという。
越冬地である東南アジアの生息環境悪化が大きく影響しているとも考えられている。
 

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