かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

セミ4種

ニイニイゼミ
翅に色がついた小さな可愛いセミ。どこに止まっているか、わかりますか?「チー」と連続音で鳴く。サクラの木に多いような気がします。市街地ではヒヨドリが本種を食べるために減っているとか。ほんとうでしょうか?



ぬけがらは地上1m以下についていることが多く、泥だらけです。



②ヒグラシ
植林の中から突然、「カナカナカナ…」と鳴きだし、1匹が鳴き出すと他のも一斉に鳴きだしシンクロしているような。近づくとすぐに飛び立ちます。翅は透明。



アブラゼミ
翅が油に濡れたような茶色のセミ。色のついたセミは外国では珍しいらしい。「ジリジリジリ」と暑苦しそうに鳴く。



クマゼミ
別名カタビラ。日本一大きなセミ。昔は少なくて捕まえたら嬉しかったが、現在は温暖化で増えて、街の公園はこればかりになった。内陸には見られなかったのが北に分布を広げています。都会のトビは本種を食べているそうです。「シャアシャアシャア」とうるさく鳴く。
我が団地の踊り場にもやってきました。



セミは蛹にはならない「不完全変態
土中から這い出した幼虫は劇的に羽化する。



今朝もはやくからクマゼミがうるさい。
だけど、暗い土中から抜け出して最後の「セミ生」を謳歌しているのだと思えば、
うるさい感情もすこしは薄らいでゆく。

「蝉時雨 鳴ける幸せ 聞ける幸せ」(字余り)

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