かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

一日遅いサンタ

きのうのクリスマス。
あなたにサンタは訪れましたか?

きのう、私は山を見ながら仕事をした。
朝から雨が降り、山は霧に包まれていた。



朝刊に東尋坊の記事が載っていた。
派遣を切られた千葉の男性が遺書を胸に鈍行を乗り継いで来た。朝焼けに映える海の美しさに息を呑み、こんな場所に自分の亡がらを沈めていいのかためらい、地元のNPOスタッフに救われる…。

霧を見ながらいろんなことを考える。

しずかに暮らしたい
けれど 目まぐるしい 僕らの毎日
でもどこかで
着るものもない子が 冷たい雨に 打たれてる

これはマルビナ・レイノルズという反戦歌手が作った「冷たい雨」。高石友也が訳して歌っていた。もう40年も前の昔のはなし。不思議と今も覚えていて、何かの拍子に口ずさんでいる。

我家にサンタは来るのかな?

きょうの夕刊に「非正規85,000人失職」の見出し。「寒風しみる仕事納め」も。
なにがサンタだ、なにが正月だ。
総理のボーナス400万、議員は330万。みんな税金。
なにがボーナスだ!

今夜夫婦で外食した。町は寒く、静かだった。



時々訪れるパスタ屋で、最近なぜかメニューから外れたお気に入り「アンチョビとトマトのペペロンチーニ」を食べた。二人で頬張った。



そして二人でプレゼントを買った。
遅ればせながら我家にもサンタがやってきた。

先行きはいつも不安定。貯えは無し。心配だけど、心配してもしかたがない。
「仕事があるだけ幸せ」とは言いたくはない。
今できること。それをやるしかない。
帰宅して「クリック募金」をした。 http://www.dff.jp/

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