かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

トゲヒゲトラカミキリ

きょうは朝から雨。
やむなくタカの渡り観察は中止。

だから「どんぐり祭り」 http://blogs.yahoo.co.jp/kakeyan52/52714674.html
に使う丸太の輪切りを作ることにした。
狭いベランダで置いてあったネジキの丸太をのこぎりで切り始めた。
すると中から小さな虫が出てきた。



生きている。
だがどうやらのこぎりでお尻辺りを切断したみたいでバタバタもがいている。
体長10㍉くらいのカミキリムシ。
はて、何だろう?



証拠写真を撮り、作業後自力検索してみた。
結果、エグリトラカミキリとトゲヒゲトラカミキリに到達したが自信なし。



カミキリに詳しい友人Aさんに画像送信。
返ってきた答えは「トゲヒゲトラカミキリ」
触角に小さな棘があるらしい。
Aさんによると、
『(成虫が)春に産卵し、材の中で幼虫、蛹の段階をへて成虫になり、春を待っていたのでしょう。トラカミキリの仲間は比較的早く材の中で成虫になっており、翌年の春に材から脱出します。』とのこと。

成虫はカエデなどの花や、伐採木に集まり、幼虫はセンノキなどの材を食べる、という。

このネジキは一昨年、伐採跡からもらってきたもの。
そのときはもうすでに材中に産卵されていたのだろうか?
もしや、ベランダに放置されていたネジキを目ざとく見つけ、産卵したのかもしれないが。

お尻を切られたトゲヒゲトラカミキリ。
バタバタするだけで飛べないままで逃がしたが、可哀想なことをした。

でも仕方がない。
私には丸太を100枚作るノルマがある。

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