かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ウスバキトンボ

実りの秋がやってきた。
稲穂は頭を垂れて収穫の時期を待っている。



田んぼの上をトンボの群れが飛んでいる。
これは「赤とんぼ」じゃなくてウスバキトンボ 薄翅黄蜻蛉(トンボ目トンボ科ウスバキトンボ属)。






ウスバキトンボは熱帯、温帯地方に広く分布する頭の大きいトンボ。
「赤とんぼ」のように赤くなることはなく、ヤゴの期間がわずか4週間。速い成長速度で世代交代を繰り返しながら北上してゆく。ただ寒さに弱く、4℃以下になると死んでしまうらしい。越冬地域は沖縄や九州南方と言われているが、温暖化の影響で北上しているかもしれない。

戯れにトンボ捕りに挑戦。
私の捕虫網は柄の部分が安物の渓流竿を改造した物。
収納すれば50cm、伸ばせば1,8mになる。



子供の頃を思い出し振り回すが、なかなか捕れない。やっぱり腕が落ちたか?
悪戦苦闘の末、なんとかゲット!
丁寧につまみあげるとやはりウスバキトンボ。






ウスバキトンボは別名「精霊とんぼ」とも呼ばれていて、
ご先祖様の遣いだから捕まえるとバチが当たるとも言う。
記念写真のあとすぐに逃がしたが、バチが当たるかもしれない。

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