かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ニホンアマガエル

雨の日、アマガエルを見つけた。
土中から身を乗り出している。
ニホンアマガエルは過眼線があり、環境に合わせて体色や斑紋を変える。
そろそろ繁殖期なのか。




数日後、団地の踊り場で兄妹がザリガニとアマガエルで興じていた。
ザリの背中にカエルの乗せて歩かせている。
可愛いなあ。
近所の水路で捕ってきたらしい。
「噛まれた…」
妹はザリガニの小さなハサミに指を挟まれたそうな。
「これ、なんていうカエル?」
兄「アマガエル!」
「おう、よう知ってんなぁ!ちょっと写真撮らせてな」
「うん」
「パチリ。ホラちゃんと写ってるやろ」
「ほんまや」
「ありがとうね」







この兄妹を見ていると昔の私が蘇ってきて何か懐かしい気がしてきた。
どんな気持ちで捕まえて、どんな気持ちで飼いだしたのか、分かるような気がする。
だから私は逃がしてやりなさいとは言えなかった。

子供といきものはもっと近くにあるものだと思う。

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