かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ミソサザイの兄貴分

気がつけば正午を過ぎていた。

食事場所は地元のおばさんに聞いて対岸のキャンプ場になった。
透き通った川面を見ながらのお昼はコンビニのおにぎりも美味くなる。

ネコヤナギがすっかり膨らんで、セグロセキレイが水を浴び、
どこかでヤマガラのさえずり。夏羽のキセキレイ♂が来た。
バードウォッチャーはまだ動かない。
「ビッビッ」と鳴きながらカワガラスの登場。まだまだ。
対岸の配管口に2羽が止まる。
とうとうKさんが腰を上げて、スコープを用意する。
その付近から別のカワガラスが飛び出し、上流へ。ごま塩模様!
これは早くも巣立った幼鳥なのか。
とうとう全員立ち上がり、行方を追いかける。ここでやっとデジスコの登場となる。
尾羽をピンと上げ、
まるで雰囲気はミソサザイの兄貴。
さかんに潜り、餌を探している。白いまぶた(瞬膜?)がよく目立つ。



画像をよく見ると何やらくわえているようだ。



ひとしきり楽しませてくれて兄貴はどこかへ飛び去った。

お土産はとKさんが持参した長野産のフキノトウと途中で買った地元産キャベツ2玉160円。それと出会った花や鳥や人々。
その日の夕食にフキノトウのさくさく天ぷらが出たのは言うまでもない。

で、Tさんの移住話はどうなるのだろうか?
おわり。

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