シュレーゲルアオガエル

里山の農道脇で
サルトリイバラを採っていると、
ぽとりとカエルが落ちてきた。

金色のアイリス、足の吸盤、シュレーゲルアオガエルだ。
体長約5cm、♀だろうか。
ふだん（非繁殖期）は水田のまわりの草むらや低木の上で暮らしている。
どうやら仮眠中を邪魔したようだ。
ごめんね、起こしてしまって。

シュレーゲルは日本固有種。
大阪府のレッドデータブックでは「要注目」種。
『府内では北部、南部の山際の水田地帯に生息地が多いが、減反による繁殖場所の消滅や圃場整備による生活場所の攪乱が脅威となっている。』らしい。

11月の中旬頃には水田近くの土中やコケの下で冬眠するという。

来年もこの田んぼがあるといいのにね。