かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ぬえの正体



きょうの大阪は穏やかな天気だった。
朝から慌ただしく家事をこなすかみさんに
誘いの声をかけたのはお昼前。
遅いバードウォッチングに出かけた。

野鳥との出会いはいつも運次第。
その生息環境である程度は予測できるものの
何が見れるかの保証はない。

近くの社寺林を散歩する。
いきなりルリビタキのオス。
カケスもたくさんいる。
エナガに混じってキクイタダキも。
丘の上から見下ろしていたら、なんとヤマシギが飛んだ!
そしてトラツグミも。

トラツグミは別名「ぬえ」
日本産ツグミ類の中では一回り大きい。
留鳥または漂鳥。冬は本州以南の平地から山地の林で越冬する。
「ヒィー、チーン」と口笛のようにさえずり、
地鳴きは「シーッ」「グワッ」だが、これは「ウオッ」と鳴いていた。
ふつう、ツグミ類は尾羽が12枚だが、トラツグミは14枚あるらしい。何故なんだろう。
久しぶりに見た。たしか1年ぶりか?
運が良かった。
ルリビタキキクイタダキは予測できたが
トラツグミは不意だった。

たった1羽の鳥のおかげでささやかな幸せ気分になれた。

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