かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

サンタクロース


きょうはクリスマスイブ。
街中は電飾で輝き、サンタが溢れている。
私がいちばん嫌いな時期になった。
日本はなんと「裕福」なんだろう。

子供の頃、サンタからのプレゼントは飛行機。
絹張りのゴム動力製。
2年続けて同じものを貰った記憶がある。

私の子供が小さかった頃、
「サンタさんて、ほんとにいるの?」と質問された。
「いるよ。信じるか信じないかは勝手だけれど、信じてる子にはサンタさんから、
信じてない子には代わりにお父さんやお母さんがプレゼントするんだよ」
と屁理屈な答えを出していた。
今夜あたり、サンタは大忙しだろう。

世界じゅうで
プレゼントどころか、飢えや寒さで震えている子がどれほどいるだろう。
私は何もできないけれど、「思いを馳せる」ことはできる。

我が夫婦にもサンタは来なくなった。
いや、まてよ。ひょっとしたら…。
昨日見たこの小さな赤い鳥は
もしかしたら、
サンタだったかもしれない。

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