かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

クマゼミの羽化



我が団地にはクマゼミが圧倒的に多い。
そこでクマゼミの羽化を部屋で撮影しようと思い立った。
集会所の脇にあるケヤキの付け根の穴に幼虫が顔を出している。
じっと待っていると穴から這い出し歩き出した。
19時10分、それを捕まえて我家に持ち帰り、パキラの植木鉢に放した。
幼虫はすぐにするすると登り始めて、パキラの葉の裏につかまった。

①19時30分、背中が割れ始める。
②19時35分、頭、胸が出てきた。
③19時45分、短い翅と腹が出てくる。
④20時00分、逆さまになったままじっとする。頭に雫が一滴。雄だった。
⑤20時20分、じわりじわり腹筋で頭を持ち上げる。脚が動く。同時に翅が伸び出す。
⑥20時25分、抜け殻につかまる。翅がさらに伸びる。
⑦20時30分、翅がさらに伸びて震わせる。その後動かなくなる。
⑧20時55分、胴体が丸くなり、黄金色に輝く。翅を閉じる。
この後パキラごとベランダに移してやった。

明日の朝にはシャンシャンと鳴きだすだろう。

1時間30分のドラマはTVのそれよりはるかに面白い。

スターマーク