かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ホンドギツネ


今日、キツネを見た。
鉄塔下の伐採跡斜面で2頭で寝そべっている。
赤褐色なのが♀、黒っぽいのが♂。
こちらの気配には気づかないのか、無警戒でくつろいでいる。
今日は暖かい。
30分も寝そべっていただろうか、ゆっくり立ち上がって林内に消えていった。

野生のキツネなんて久し振りに見た。
むかし、子供の頃、親からキツネやタヌキに化かされた話を聞いた。
箕面から茨木に夜中自転車で走っていたら、おんなじ場所を周っていたと言う。
当時は真剣に聞き入っていたが、あの話は本当だったのだろうか?
それとも子供だましの作り話だったのだろうか?
100年も経たない昔はキツネもタヌキも、もっと人間に近い哺乳類だったのだろう。

いちど私も化かされてみたい。
山は人間だけのものじゃない。

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