かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ナツアカネ

 今日ナツアカネを見た。
谷地田の一番奥の囲いに止まっていた。これは♀。胸の黒い筋が途中でスパッ■と切れている。
 このナツアカネ、アキアカネと違って打空産卵。卵は乾燥に強く、来年まで土中で暮らし、田んぼに水が張られると孵化するという。
 でもこの田んぼが来年もあるかどうか、その保障はどこにもない。休耕田になれば水も張られないし、何よりも先ず、この田んぼが残っているかどうかが疑問だ。ここは安威川ダム予定地の湖面道路付近。
進入道路ができてしまえばこの谷地田は潰れてしまう。
 そんな事知る由もないナツアカネはひたすら子孫を残すために♂を待つ。

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