屋根裏の住人はテン？イタチ？
事の始まりは今年のお盆だった。
朝、1階の3帖の天井裏から物音がする。
2階の娘らは留守なのでヒトではない。
ネコかな？くらいで済んでしまった。
8月末、未明。
その3帖横の6帖寝室の天井裏から物音がして目が覚めた。
ばたばた走る音やブルッブルッと身体を震わす音。尻尾を板にこする音。
これは？
ネコではない。ネズミでもない。何か居る！
試しに押入れの天袋にあった点検口から天井裏を覗いてみた。
懐中電灯に照らされた物は…。
貯め糞!!
そして、その奥に光る眼と目が合った!!
こ、こっ、これは!!イタチ?!
咄嗟にそう思ったが、果たして…。
鼻の周りが黒い、くらいしか分からなかった。
（残念ながらこの時の画像は撮れませんでした。）
9月になってからも物音があり、2階の天井からも聞こえてきた。
ネットでいろいろ検索し、イタチかテンに到達した。天井裏の断熱材を寝床にしてねぐらを転々としているそうな。
害獣駆除業者3軒に相見積りをした。
はじめにやってきた業者は2階の点検口を覗いて、
「貯め糞の量がすごいです。」
「点検口を追加で開けないと見積額は出ません。」
と言って屋根には登らずに帰っていった。
結局、イタチかテンなのか分からず仕舞い。
2軒目の業者は貯め糞を見て、テンと即答。家の周りや屋根に登って点検。
「侵入口が分かりました。」
「えっ、もう分かったん！どこ？」
「それは今は言えません。それも含めての見積価格ですので、はい。」
そんなもんかいな。
侵入口を教えれば、そこだけ直すお客もいるらしい。
説明によると、①侵入口調査②薬剤噴霧での追い出し③侵入口封鎖④清掃、消毒 がセットで完了となるらしい。
最後に来た業者は同じように貯め糞を確認し、屋根に登り、いとも簡単に侵入口を見つけた。しかもすぐに教えてくれた。
「（他の業者は）なぜ隠すんですかね。」と笑っていた。
それがここ。↑印のすぐ上の板が老朽して外れて垂れ下がっている。
ここからならテンでも楽々侵入できる。
ここか。
私には分からなかった。何度も見回ったのに。
「僕はテンと思います。」と業者。
結局、最後に来た業者に頼むことにした。
そして先日の日曜日、侵入防除作業が完了した。
その時、頂いた画像。
貯め糞、鳥の羽も散乱していたそうな。
鳥の羽があったので、彼は「イタチかもしれないですね。」とぽつり。でも糞には種が混じっている。
イタチは肉食。テンはイチジクやカキなどの果実も食べると聞く。私はテンと思うのだが。
どちらでもいいけど。
貯め糞は取り除かれ、侵入口も塞がれた。
やれやれ。これでぐっすり眠れる。
きょうで4日目。物音はいまのところしていない。
「他には侵入口はないです！」
彼の言葉を信じるしかない。
