はっくんは人なつっこい鳥？

埋立地で仕事をしていたら
「はっくん」が近づいてきた。
私の周りをうろうろ。おいおい、異常に近い。

傍のカメラに手を伸ばしパチパチ。その音に気づいてやっと遠ざかる。

「はっくん」とはハクセキレイのこと。

私は鳥に敬語を付けるのはきらい。
でも愛称で呼ぶ鳥が何種類かはいる。
「きじん」に「むっくん」、「かいちゃん」に「たーやん」そして「かけやん」などなど。

「きじん」はキジバト、「むっくん」はムクドリ。「かいちゃん」はカイツブリ、「たーやん」とはタシギのこと。そして「かけやん」はもちろんカケス、てな具合。

このはっくん、顔がすこし黄色い。
幼鳥は黄色いらしいが、成鳥♀冬羽にも黄色味の残る個体がいると図鑑にある。
ではこれは成鳥♀なのか？
冬羽って非繁殖羽のこと。冬羽は夏羽に対しての対義語で、繁殖羽に対しての非繁殖羽だから繁殖期以外の羽衣のこと。小鳥にとっては冬は非繁殖期だから冬羽だろう。
カモやカイツブリなどは冬にすでに繁殖羽になっているものもいるからややこしいのだ。

このはっくん、主食は地上の昆虫類や水中の水生昆虫類らしいが、
街中の駐車場やコンビニでよく見かけるのはどうしてだろう？
ひょっとしてお菓子のおこぼれやなんかを探していたりして。
鳥もたまにはおやつを食べたいという事か？

はっくんも人間と同じ「ウォーキング」で歩くけれど、その逃げ足の速い事！
競歩どころか駆け足で走っているかのようだ。