かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

新米入荷!

我家のお米は「ミネアサヒ」愛知県産。






目の前に広がる里山風景。
春、現地で仕事をしていると、ひとりのお百姓さんが来られて、目の前の田んぼの手入れを始められた。
「ここもミネアサヒですか?」
「そうだよ、みーんなミネアサヒだよ」
「美味しいんですか?」
「うまいよー、水がほら、山水だからね」
「ふーん、いくらか分けてもらえますか?」
「ああ、いくらでもいいよ」
とんとん拍子で話が進み、10kg玄米を格安(3,000円)で分けてもらった。それがIさんとの出会いだった。

今までの我家のお米はスーパーの安売りを買って食べていた。
丹波産、近江産、石川産といろいろ。それはそれでそこそこ美味しかったのだが、○○産といっても広い。○○のどこなのかわからない。誰が作ったのかもわからない。これが現状なので仕方ないかもしれないが。

早速食べてみた。美味い!噛むほどに味が染み出て甘くも感じる。二口、三口、おかずなしでも食が進む。
「美味いなぁ、また頼もうか」
「ミネアサヒ」は「コシヒカリ」と「喜峰」の掛け合わせで、山間地、寒冷地向けの品種だという。
なぜ美味しいのか?やっぱり水のせいか?

先日、仕事のついでにIさん宅に立ち寄って20kgもらってきた。新米だ。
あいにく、大将は留守だったが愛想の良い奥さんが対応された。
今年は日照不足が心配されたが、平年並みの収穫だという。






主食であるお米くらい、おいしいものを食べたい。
そしてできれば作り手の顔や風景が見えたらいいと思う。
私には噛む度に、大将や奥さんやお婆さんやあそこの田んぼの風景や生き物の顔が目に浮かんでくる。
おいしいお米をありがとう。


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