かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

本物のモドキさんへ

私の友人、モドキさん http://spaces.msn.com/members/kensaki77/
が異動することになった。
4月から東京本社へ単身赴任するという。
モドキさんは私にとって気が置けない数少ない友人。
だから寂しい。
でも企業戦士だから仕方がないし、今生の別れでもないのだから、
ここはひとまず再会を待つことにしよう。

私の手元に3冊のファイルがある。
「カラスの気まぐれ通信」と銘打ったファイルにはモドキさんからの気まぐれ通信が収められてある。只今vol.94。これは私の宝物。



私の帽子にバッジがふたつ。
これもモドキさんの手作り。そう、彼はアーチストでもあるのです!これも私の宝物。



私は知っている。
むかしチョウ少年だった彼が地元にチョウを放蝶したことを。
彼は言う。「昔のような里山に戻ってほしいと思うのは勝手なノスタルジーでしょうか」と。

私は知っている。
急な斜面を二人で登って真剣に鳥影を探したことを。(これから私は誰と登るのだろう?)

私は知っている。
「どんぐり祭り」で黙々とマイ箸を作っていた彼の姿を。



そして私は思う。
彼はモドキなんかじゃなく、「本物」なんだと。

モドキさん
身体が資本だからけっして無理しないで。
早く帰阪してください。

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