かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

14年前。

14年前のきょう。

あなたは何処で何をしていましたか?

私は此処でブルブル震えていました。

14年たった今朝も

おんなじ部屋で目覚め

おんなじように生きています。

もう箪笥は倒れてこないけど。

夕方、サンテレビを見ていたら、急に思い立った。
「お母さん、突然やけど、晩飯食ったら三宮に行こうか…」
「ほんまに突然やな。何しに?」
「黙祷しに」

メメント・モリ朝日新聞に連載された記事を読んだ。「死を忘れるな」という意味のラテン語。被災した体験を心に刻み、歌に詠んだ高校生と教師の5話。生きる意味を懸命に探す彼らに胸を打たれた。そこに彼らがいた事実と私がいなかった事実。












消灯の30分前に着いた。
犠牲になられた人と同じ数の炎が揺れていた。
私は生かされている。黙祷。

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