かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

見ぃーつけた、タシギ

タシギが見たくなって近くの川へ。

かみさんの自転車を借り、寒風の中を漕ぐ。
年の瀬、バードウォッチャーなんてひとりもいない。

探すこと20分。
中州の草むらに後ろ向きでじっとしている。
「ん?これか?」



こちらに気づき頭をもたげた。
やはりタゲリだ。その横にも1羽いる。



橋を渡り対岸へ回る。
目を離すと草に紛れて見失ってしまう。
双眼鏡で舐める。
いたいた。こちらからは丸見えだ。



タシギは大阪では冬鳥。
川原、水田、湿地などで小群で越冬する。生き物には正月もくそも関係ない。

タシギは英名で Common Snipe。Commonは「平凡」Snipeは「シギ」。
Commonよりも Country「田舎」のほうが似合っていると思うのだが。

タシギの仲間は識別が難しく、渡りの時期には判断に迷うが、冬期に見られるのはタシギだけ。だから安心、はっきりタシギ。

見つけるのは大変だが、見つけてしまえば意外と飛ばない。
本人は「見つかっていない!」とよほどの自信があるのだろうか?

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