かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

アブラコウモリ

きのう、萩谷から帰ってきて、
「どんぐり祭り」の丸太を輪切りにしようと思い、
我が家の狭いベランダを片付け出した。



物を取り払ったあとの壁になにやら黒いものが付いている。
その下には黒い糞らしきものも。



「ん?」
小刻みに震えてもいる。
「コウモリか?」
たぶんアブラコウモリか。
しばらくじっとしてそうなので、
とりあえず証拠写真



そうこうしているうちに動き出し、飛んだ。
飛んで部屋に入ってしまい、必死にカーテンに摑まった。



そうこうしているうちにまた飛んで、
ベランダに落ち、また飛んで、
今度は首尾良く外に飛び出し、
ヒラヒラと午後の明るい空を飛び去っていった。

アブラコウモリはたそがれ時の市街地を不規則なパターンで飛び、蚊などの昆虫を食べる身近なコウモリ。11月頃には冬眠するという。
人家の戸袋や羽目板のすき間をねぐらにするらしいが、我が家は鉄筋、コンクリの壁。
それでも物置の狭いすき間から入り込んですみかにしていたのだろう。
ちょっとかわいそうなことをした。

丸太切り作業は無事終わり、ベランダは元の姿に戻った。
アブラコウモリ、またやってくるだろうか?

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