かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ヒオドシチョウ

山中で仕事をしていると一頭のチョウがやってきて、
三脚や身体に止まりだした。
吸汗?それとも吸汁?
しつこくまとわりついてくる。
私の加齢臭に誘われた?
ヒオドシチョウ。
6月頃羽化し、夏期にはどこかに隠れて休眠するという。
ただ標高の高い地域では夏でも見られるという。
高地のものは休眠しないのか、
それとも低地のものが高地へ移動するのか。
成虫越冬。どちらかといえば、寿命の長いチョウだ。


よく見ると脚が4本しかない。
前脚は極端に小さく退化していて、体の支持や歩行に役立たず、
ふだんは折りたたまれていて見えないらしい。
表面の「緋縅」もきれいだが、
裏面の鉄錆色もなかなか渋い。

結局一日付き合ってくれた。
おかげで退屈せずに済んだ。
彼?には私がどのように映ったのだろう?。
やっぱり、臭っさいおっさんだろうか。


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