かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ニホンカモシカ

山中でニホンカモシカに出会った。
尾根斜面を歩いていると前方に何やら動く物。
向こうもこちらに気づき、駆け足で近づいてきた。
ニホンカモシカだ。



「おはよう!」と声をかけ、ザックからカメラを出してはいポーズ、パチリ。
かしこく逃げずに収まった。
左の耳にスリットがある。何かに引っ掻いた?
見詰め合うこと5分位経ったろうか、
カメラをしまうとササ藪の中に消えていった。



ニホンカモシカ。偶蹄目ウシ科。日本固有種。特別天然記念物
だが林業の害獣動物として駆除される地域も。
木の葉、樹皮、草、笹などを食べるベジタリアン。単独で暮らす。
眼の下にある「眼下腺」の分泌物を枝にこすり付けてマーキングする。
短い角は雌雄どちらにもあるそうな。
ヤツはどっちだったんだろう。
私に興味を示したのは好奇心、それとも威嚇?
もしかして私から分泌する「加齢臭」を同類と勘違いしたかもしれない。
そう、私は丑年生まれなのだ。

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