2006-06-30 イトトンボ2態 昆虫 ここは里山。林縁部に面した棚田。山からの水を引いて稲苗が育っている。よく目を凝らすとイトトンボがタンデムで止まっている。そーと近づき、首尾よく撮影。同じようだが、ちょっと色合いが違う。けど名前が判らない…。検索してやっと判った。ホソミイトトンボとホソミオツネントンボ。ホソミイトトンボは後頭部の青い紋が決め手となった。どちらも成虫で越冬するという。イトトンボは①雄が腹の先端にある付属器で気に入った雌の前胸部をはさんでタンデムになり、②雄は連結したまま腹端に精子を出し、腹を曲げてそれを自分の副性器(腹の付け根にある)にくっつける。③雌が腹を曲げ、副性器の精子を取り込んで交尾する。この時一瞬ハート形になるという。ロマンチックストーリーにはこんなシナリオがあったのだ。