「きみのなまえ」
あんずゆきさんのブログアドレスを追加しました。
その絵本は新聞記事で知りました。
野良犬が保健所に収容された。命を守ろうと引き取った親子は、犬の名前に関する意外な事実を知る―。
そんな実話を元にした絵本を読んだ。「きみのなまえ」(佼成出版社、1320円)。
福岡市内の林にすみついていた中型の野良犬がモデルになっている。児童文学者のあんずゆきさんが制作。絵本作家金澤麻由子さんが絵を担当。あんずゆきさんは豊能町在住らしい。
あんずゆきさんのブログ:「fromあんずtoきらり」http://anzuyuki.officialblog.jp/
おどおどして人を恐れ、やせ衰えていく犬。見かねた近くの親子が飼うことを決心し、「保護に協力してください」と書いた看板を林の近くに立てた。
ある日、保健所に収容されたことを知った親子は…。
人におびえていた犬が、保護してくれた親子に対して心を開いていく様子を、目つきや毛並みで細やかに表現されている。名前の秘密が明らかになるクライマックスでは、犬の柔らかな表情が特に印象的だ。
主人公の犬を実際に引き取ったTさんによると、保護から約2年半たった今も元気だという。
●みなさんへ
「きみのなまえ」―表紙の犬のなまえのことかな、って思った?そのとおり!この犬にはすてきななまえがつくけれど、おわりのほうで、「へえ!」とおどろくことがおこります。さあ、どんなことがおこるかな?読めばきっと、心がぽかぽか、あったかくなりますよ。 あんずゆきより