かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

8年ぶりのサギソウ 後編

帰路途中にあるもうひとつの湿地に立ち寄った。

湿地の規模はこちらのほうが何倍も大きい。

サギソウがたくさん咲いている。f:id:kakeyan60am:20200805125444j:plain

 

風が吹き 鷺草の皆 飛ぶが如   髙濱 虚子

 

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それにしても、どうしてこんな姿になったのだろう?どうして白なの?

「距」は3~4㎝の長さで垂れ下がり、蜜が溜まる。その蜜を吸いに距の長さに見合った長さの口吻を持つ、スズメガ科のガが媒介する。吸密に来たスズメガの複眼などに花粉が付着し、他の花に運ばれる。スズメガは夜行性。暗闇でも見つけやすいために白なのか?

ヌマトラノオが咲いている。葉身が細いからイヌヌマトラノオではないと判断したが。f:id:kakeyan60am:20200805125659j:plain

ホザキノミミカキグサ。f:id:kakeyan60am:20200805125740j:plain

モウセンゴケの花。大阪府の準絶滅危惧種(NT)。f:id:kakeyan60am:20200805125813j:plain

カナヘビが休憩中。f:id:kakeyan60am:20200805125853j:plain

これは何だろう?初めて見たような。カマキリの卵鞘?分からないからInstagramで訊ねてみた。

答えが返ってきた。ムシヒキアブ科のアブの卵鞘らしい。f:id:kakeyan60am:20200805125932j:plain

ネキトンボ。やや大型で太めのアカトンボで、雌雄とも胸部側面に太い黒色条が2本ある。f:id:kakeyan60am:20200805130016j:plain

ヒメアカネ。大阪府の準絶滅危惧種(NT)。国内のアカトンボでは最小の種で、和名もそれに由来する。f:id:kakeyan60am:20200805130052j:plain

結局、トキソウは見られなかった。花の時期が遅かったかもしれない。

 

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