かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ヒメクロオトシブミ

我が家の狭い庭に1本のコナラ。

3年前にどんぐりから発芽したもの。f:id:kakeyan60am:20190825153404j:plain

今年7月28日、気が付くとオトシブミ。f:id:kakeyan60am:20190825153509j:plain

近くに親がいた。f:id:kakeyan60am:20190825153712j:plain

誰だろう?

むかし、友人から頂いた「オトシブミハンドブック」(文一総合出版)で検索してみた。f:id:kakeyan60am:20190825153753j:plain

ヒメクロオトシブミ。f:id:kakeyan60am:20190825153827j:plain

出現期間が長く、ホスト(揺籃(ゆりかご)作成など産卵にあたって利用する植物のこと)も広範囲にわたる最も普通に見られるオトシブミ。頭、胸、腹は光沢黒、脚は黄色で、下面腹が黄色いのは西日本に多いとか。葉の両側から主脈を残して切り、縦二つ折りにして巻き、揺籃を作る。完成した揺籃は切り落とす場合と切り落とさない場合がある。揺籃内に産み付けられた卵は約1か月前後で蛹化、羽化し葉に穴を開けて出てくる。

そうか…。

昨日8月25日の揺籃の様子。f:id:kakeyan60am:20190825154015j:plain

ひとつも穴は開いていない。試しにひとつを取って分解してみた。

葉はパリパリで水を浸しながら分解してみたが、何も残っていなかった。f:id:kakeyan60am:20190825154048j:plain

揺籃を飼育するには水分環境が必要らしい。

やっぱり炎天下では育たないのだろうか?それとももともと産卵しなかったかもしれないが。

 

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