ヒメクロオトシブミ
我が家の狭い庭に1本のコナラ。
3年前にどんぐりから発芽したもの。
今年7月28日、気が付くとオトシブミ。
近くに親がいた。
誰だろう?
むかし、友人から頂いた「オトシブミハンドブック」(文一総合出版)で検索してみた。
ヒメクロオトシブミ。
出現期間が長く、ホスト(揺籃(ゆりかご)作成など産卵にあたって利用する植物のこと)も広範囲にわたる最も普通に見られるオトシブミ。頭、胸、腹は光沢黒、脚は黄色で、下面腹が黄色いのは西日本に多いとか。葉の両側から主脈を残して切り、縦二つ折りにして巻き、揺籃を作る。完成した揺籃は切り落とす場合と切り落とさない場合がある。揺籃内に産み付けられた卵は約1か月前後で蛹化、羽化し葉に穴を開けて出てくる。
そうか…。
昨日8月25日の揺籃の様子。
ひとつも穴は開いていない。試しにひとつを取って分解してみた。
葉はパリパリで水を浸しながら分解してみたが、何も残っていなかった。
揺籃を飼育するには水分環境が必要らしい。
やっぱり炎天下では育たないのだろうか?それとももともと産卵しなかったかもしれないが。