かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

退屈

きょうは祝日、天皇誕生日か。
土日は治療がないので退屈。
 
こんな日は家に帰って何か手伝ってやりたいな。
 
きのう、かみさんが面会に来た。家事で忙しいのに「来なくてもいい」と言ったのに来た。
「自転車で来た」
「えっ!」
「早かったよ」
「無理すんなよ」
14時からの夕刊配達にはまだ時間がある。
病棟最上階のスカイレストランでランチ。「サーモンとカキフライ盛り合わせ、サラダ添え」1,080円はお手頃。久しぶりの差し向かいの食事。美味しかった。
 
症状を説明する。
点滴の時、4回も失敗。青たんが残る。
 
放射線治療は数分で済んだ。
便が出ない。これも副作用。
 
私の場合、抗がん剤放射線を併用しながらがん細胞を半分以下に縮小してゆく治療。
その1コース目。放射線照射は計28回、投与スケジュールは1コース30日間。
土日、年末年始は治療がないのでおのずとそのようになってしまう。
1コース終了後、検査を再度行い、手術可能かどうかを再判定するそうだ。
退院は2月初旬か?
私のおなかを自撮り。
 
今朝の朝陽。
何も言うことはない。拝めることに感謝。
 
今朝の朝食。
大半がコンビニメニュー。院内食に飽きてきた。
 
ベッドの脇に2通の手紙。
 
1通は孫のたからから。地の落書き?がたから?
 
もう1通は「パンタダシ」の店長から。
 
 …………様
 いつもありがとうございます。
 雨の日も風の日も、期待して来て頂きありがとうございます。
 お店が苦しく気持ちが沈むとき、どれだけ励まされたでしょう。
 
 …………様
 後ろ向きに歩くと前方が見にくく、小石にも転びます。
 避けられる電柱にもぶつかります。
 …………様、人生を全力で全うしてください。
 
 日々修行、腕を上げて待っております。
 掛け時計楽しみです。
 
 一志一途 パンタダシ(中村禎志)2017.12.16
 
雨ちゃんと「パンタダシランチ」をした日、パンに紛れて入っていた。
読み終えた時、不覚にも泣けてきた。
 
パンタダシを知って美味しくて、みんなに宣伝しまくり、二日に一度は通うようになり、
消防士出身で、パンが好きで修行を重ね、やっと店を出せて…。
いろんな話をした。
そう言や、「振り子時計をプレゼントする」とも言っていたっけ。
たしか、2月が開業月だったような。
2月には間に合わないな。
でも必ず作るよ。
待っていて!
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