かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

渡らないハチクマ

一年ぶりの地元展望台。
その前にお寺さんにご挨拶。
近々、ふもとで下水工事が始まるそうな。
車両通行止めを余儀なくされそうだ。代替地点を探さなくては。
 
快晴27℃。市街地は靄が立つ。
今期第1号はタカ不明。3㌔以上遠方を後ろ追いで発見。スコープに入ったが種不明。そのまま南西へ流れた。
渡らないハチクマがハヤブサオオタカとでバトル。
その後も渡らないハチクマとサシバ3羽が目線でバトル。見え隠れ。どれも幼鳥。最後は降下して斜面に隠れた。

 

 

 
この時期、「渡り」の判断はとても難しい。
①おもに西へ高度をかせいで滑翔しているか?
②発見から消失まで、長時間観察できたか?
③行動が「渡り」モードになっていたか?
最終的には観察者の判断に委ねるしかないが、この時期は特に慎重を期す。
 
ハチクマの育雛期間は35~45日。多くは8月上旬から中旬に巣立つが、9月初旬にまでずれ込むことも。巣立った後の行動については分からないことが多いが、ある資料では巣立ち後1ヶ月くらい巣の近くで親から給餌を受けるらしい。すなわち、巣立っても1ヶ月くらいは渡らないということなのか?
 
結局きょう「渡った」のはサシバ5ノスリ1、ツミ1、不明1の計8羽。
「渡らなかった」のはサシバ6、ハチクマ3オオタカ1ハヤブサ1、ミサゴ1 の計12羽だった。
「疑わしきは渡らず」だ。

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